小さな生きものにとって、森や海、風や雨はどのように感じられるのでしょうか。夜の闇も、嵐も、きっととてつもなく大きく、恐ろしいもので、迷わされたり、前に進めなくなったりするはずです。そのとき、花は、明るく輝くランプにも、身体を包む家にもなるのです。ふいに差し込んできた太陽の光に、心が踊り、次の一歩を踏み出す力をもらうこともあります。自らの小ささ、弱さを知ることで、別の生きものたち、まわりの環境と、ともに在ることができるのかもしれません。すきま風に気がつくことで、安寧に近づくのです。
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