画家の考え方を知る。どこでどのように暮らしていたのかを知る。そうして、一枚の絵の成り立ちを見つけようとする。生活のかたちが、もちろん絵のかたちに影響するのは事実だろうけど、因果関係としてだけ考えるのはすこし息苦しい。ただ、画家の生活の姿に近づいてみて、想像するだけで良いのかもしれない。それでようやく、絵に触れる心地がする。植物を愛で、食事をし、絵を描く。画家はそこで自らを生き、絵は絵として実現されたのだ。対象や物体、分かりやすい物事から縛られなくなると、もっとそれらに近づくことができる。
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